こんにちは、宅建試験に独学2ヶ月で一発合格したぴよまる( @outitimes )です。
年間20万人以上が受験する宅地建物取引士試験。
受験生の中には、独学でチャレンジする方も多いと思います。
しかし、中には
- 独学で本当に合格できるのかな?
- 独学での勉強法が分からない
と不安に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論から言えば、独学でも「正しい勉強法」で勉強すれば合格は可能です!
私は8月半ばのお盆過ぎから勉強をスタートし、独学2ヶ月で合格しています。
短期間で合格したというと、もともと頭が良かったのでは?と思われるかもしれませんが全然そんなことはありません。
もう忘れたい過去ですが、英検準1級には10回連続で落ちました(;_;)
大学受験も失敗しています。数学のテストで赤点を取ったことも…。
そんな私でも宅建試験に独学2ヶ月で一発合格できたのは、
情報収集を怠らず、正しい勉強法で効率よく勉強したから。
宅建は勉強のやり方を正しく理解していれば誰でも合格できる試験です。
ただし、宅建は合格率15%前後の難関試験なので努力の方向性を間違えてしまうと「何百時間も勉強したのに不合格だった」という最悪の結果になる可能性もあります。
そうならないためにも情報収集は必須!
そこで今回は、宅建に独学で一発合格するためのロードマップをご紹介していきます。
まずはこの記事の信頼性として、宅建の合格証書を載せておきますね。
左は私の合格証書、右は夫の合格証書です。
なぜ夫の合格証書まで掲載したかというと、夫も私の勉強法を真似して3ヶ月で合格できたから。
夫は勉強が大の苦手で、簿記3級も必死に勉強して不合格になってしまうほど不器用でした。
そんな夫でも3ヶ月で余裕を持って合格できています。
なので、あなたがもし勉強が苦手でも大丈夫。
宅建に独学で挑戦しようとしている方は、ぜひ最後までご覧ください。
- 宅建試験に最短で合格するためのルートが分かる
- 独学で合格するための勉強法や勉強時間が分かる
- 完全独学(2ヶ月)で一発合格した管理人が執筆している
とにかく先に勉強法だけ知りたい!という方は以下のリンクからどうぞ。
参考 【宅建】独学2ヶ月で43点を取れた勉強法【学力関係なし】
宅建の試験概要
宅建試験とは
宅建を受験することに決めたなら、まずは敵(宅建)を知ることから始めなければなりません。
そもそも宅建とはどういった資格なのかというと、不動産取引の専門家(宅建士)を示す国家資格です。
例えばアパートを借りるときや家を購入する際、ちょっとやそっとの金額ではないですよね。
賃貸でも数万~十数万、家の購入なら何千万という大金がかかってしまいます。
しかし、不動産を買う人は専門的な知識を持っていないことがほとんどです。
何も知らずに契約して、損をしてしまう可能性だってあります。
そこで宅建士の出番です。
「売主」と「買主」の間に入り、お客さんが不当な損害を被らないように適正なサポートをします。
つまり宅建試験は、宅建士という”不動産のスペシャリスト”になるための試験なのです。
参考 宅建は役に立たない?取得する7つのメリットと2つのデメリットを解説!
参考 宅建士が食いっぱぐれない4つの理由とは?体験談も交えて解説します
宅建試験の概要
そんな宅建試験の概要は以下のとおり。
宅建試験の概要 |
問題形式 | 四肢択一式のマークシート形式 |
問題数 | 50問 |
受験資格 | 日本国内在住であれば、誰でも受験可能 |
試験日 | 毎年1回、10月の第3日曜日 |
試験時間 | 一般受験生は13時~15時(2時間) 5問免除対象者は13時10分~15時(1時間50分) |
受験手数料 | 8,200円 |
宅建試験の申し込み方法や注意点などについては以下の記事で詳しく解説しています。
参考 【2022年最新版】宅建試験の申し込み方法と注意点を詳しく解説!
宅建の合格率
気になる合格率はおおよそ15%前後。
簡単に合格できる試験ではないことが分かりますね。
実施年度 | 全体合格率(%) | 一般受験者 合格率(%) | 5問免除者 合格率(%) | 合格点 (5問免除者合格点) |
---|---|---|---|---|
2015年 | 15.4 | 14.1 | 20.2 | 31 (26) |
2016年 | 15.4 | 14.1 | 20.0 | 35 (30) |
2017年 | 15.6 | 14.3 | 19.9 | 35 (30) |
2018年 | 15.6 | 14.1 | 20.6 | 37 (32) |
2019年 | 17.0 | 15.2 | 22.9 | 35 (30) |
2020年10月 | 17.6 | 16.9 | 19.6 | 38 (33) |
2020年12月 | 13.1 | 13.1 | 10.7 | 36 (31) |
2021年10月 | 17.9 | 16.9 | 21.3 | 34 (29) |
2021年12月 | 15.6 | 15.6 | ー | 34 (29) |
ちなみに宅建試験では、上の表で赤字で示したように5問免除という制度があります。
一定の条件を満たすと本試験で問46~50が免除される制度です。
+5点が確保されているため、一般受験生よりも合格率が高くなっています。
5問免除対象者を除いた一般受験生の合格率は13%~14%程度です。
合格率の詳しい解説については以下の記事で解説しています。
参考 宅建の難易度は?難化したって本当?近年の合格率や筆者の受験経験をもとに徹底解説!
宅建試験の問題構成
問題構成は①宅建業法 ②法令上の制限 ③権利関係 ④税・その他の4つとなっています。
宅建業法(20問)
全体の40%を占めており、1番目玉となる分野です。
宅建業法は先程もお伝えしたように、不動産取引の際に顧客を守るために定められた法律です。
重要事項説明(35条)や契約書(37条)、クーリングオフなど不動産取引に関わる知識を問われます。
例年基礎的な問題が多く出題されるため、ここで点を取れるかどうかが合否の分かれ道と言っても過言ではありません。
一発で合格を目指すならまずは宅建業法を完璧にする。これが1番の近道です。
法令上の制限(8問)
土地を購入したらあとは所有者の自由なのかというとそうではありません。
例えば、建物を1つ建てるにしても
- ここにはこんな建物を建てたらダメ
- ここに建物作るなら高さは○mまで
といった制限があります。
なんでこんな制限があるのかというと、何でも自由にしてしまうと街の景観がめちゃくちゃになってしまうからです。
法令上の制限=土地や建物の乱立を防ぎ、住みよい街にするためのルール。
宅建試験では土地区画整理法や農地法、建築基準法などから出題されます。
法令上の制限は数字や単位が多く『暗記』するところがとても多いのが特徴的。
そのため苦手とする人も多いですが、何度も反復して数字に慣れれば得点源になりやすいため諦めずに勉強したい分野です。
権利関係(14問)
主に出題されるのは民法です。
- 代理
- 債権
- 抵当権
など宅建業に関わりが深い分野が主に出題されます。
また、民法以外にも
- 借地借家法
- 不動産登記法
など不動産関係に特化した法律も出題され、まとめて権利関係といいます。
権利関係は範囲もかなり広いので苦手意識を持つ受験生が多い分野です。
特に民法は重箱の隅をつつくような細かい問題も数問出題されるため、満点を狙うのはかなり難しい。
頻出問題で確実に点を取り、深入りしないのが権利関係のコツと言えます。
税・その他(8問)
不動産に関わりのある税金(固定資産税など)や、
業法・法令上の制限・権利関係に当てはまらない土地・建物、鑑定評価基準などについてが出題されます。
税金は税理士というプロが、不動産鑑定には不動産鑑定士というプロがいるため、宅建で問われるのは基礎的な部分のみです。
そのため、問題自体はワンパターンであることがほとんど。
過去問でしっかり対策していれば点を狙いやすい分野でもあります。
とはいえ慣れない言葉に苦手意識を持つ受験生も多いため、はじめのうちはとっつきにくいかもしれません。
宅建業法・法令上の制限・権利関係・税・その他
この中で特に力を入れるべき分野は『宅建業法』です。
過去問の焼き直しが多く、得点源になりやすいからです。
業法は満点を狙うつもりで勉強しましょう。
業法で満点が取れれば、他の分野は正答率50%でも合格の可能性が高くなります。
宅建に独学で合格するために準備しておくこと
最短合格のための情報収集をする
さて、独学で受験すると決めたらまずは”最短で合格するための情報収集”を行いましょう。
計画性もなくなんとなく過去問を解き進めたところで合格なんてできません。
貴重な時間を無駄にしないためにも、『どうすれば最短で効率よく合格を目指せるのか』について、あらかじめ情報を仕入れておく必要があります。
じゃあどうやって情報を集めればいいのか?というと、最も効率的な情報の集め方は『合格した人から教えてもらうこと』です。
といっても情報を丸パクリするのはあまり意味がありません。
過去に合格した人とあなたとでは仕事や生活環境・勉強スタイルなどがまったく違うからです。
合格者のノウハウで良いところを取り入れつつ、自分の生活スタイルに合わせて当てはめていくのがポイント。
そして、誰から情報を仕入れるかも大切です。
今や誰でもネットに書き込める時代。中には合格すらしていないのに勉強法を掲載している人もいれば、間違った情報を公開している人もいます。
情報収集する際は権威性や信頼性(合格証書や他人の口コミ)などもチェックして、この人なら大丈夫だと思える人から情報を仕入れるようにしましょう。
勉強スケジュールを立てる
情報収集をしたら次にやるべきことは、試験当日までの勉強スケジュールを立てること。
1日何時間勉強するのか、どの分野をいつまでに終わらせるのか、簡単でいいので決めておきましょう。
ちなみにここは雑でOK。ギチギチに計画立てても、絶対その通りにはなりません。
かといって計画をまったく立てずにやみくもに勉強するのもよくありません。軌道修正が難しくなります。
- あれ、これ本当に間に合うの?
- 余裕だと思って色んな教材に手を出したら全然終わらなかった
とならないように、まずは大まかでいいので勉強計画を立てるのが大事。
ちなみに、宅建に合格するために必要な勉強時間は一般的に300時間と言われています。
が、初学者や法律学習が初めての人なら400~500時間はほしいなというのが私の持論です。
勉強時間やスケジュールについては以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
参考 【300時間はウソ】宅建の独学合格に必要な勉強時間は?分野ごとの優先順位も解説!
参考 【2、3ヶ月で合格!】独学で宅建に合格するための勉強スケジュールはこう立てよう!
テキストや問題集を用意する
次に、テキストと問題集を1冊ずつ用意しておきましょう。
よくTwitterなどで『どれがオススメですか?』と聞かれるんですが、
正直書店に並んでいる最新の教材であればどれでもいいと思います。
誤解のないように言っておくと、テキトーに答えているわけではないのです。いたって真面目に答えています(ᐢ._.ᐢ;)
というのも、今や宅建は超人気資格なので各出版社も競争が激化しているんですよね。
より良い教材を作るために各社プライドを賭けて作っているので、中身に関してはどれを選んでも大差ありません。
フルカラーか2色刷りか、イラスト多めか文字多めか、問題の解答は同じページか次のページか…
違いはいろいろありますが、好みで決めちゃってOKです。
ただ、そう言ってしまうと元も子もないため、私が使用していた問題集を一応ご紹介しておきますね。
ウォーク問シリーズは分野別型の過去問題集です。
ウォーク問に関してはレビュー記事も書いているのでどんな問題集か気になる方は覗いてみてください。
過去問に慣れてきたら、模試も解いていきましょう。
私が書店で購入した模試はこちらです。その他にもスクールの模試をいくつか解きました。
問題集と模試は分かったけど、テキストは?
市販のテキストは購入していません。
2ヶ月しかなかったので、今から分厚いテキストを全範囲回すのは無理だと判断したからです。
その代わりに宅建みやざき塾のまとめ集を使用していました。
他にも、吉野塾の出るとこ集中プログラムやどこでも宅建士 とらの巻もオススメ。
短期間で合格を目指すならこの3つのどれかでいいと思います。
ただし、テキストを選ぶ際は以下の点に注意しましょう。
- テキストは何冊も買わない
- 古いテキストは買わない
テキストは何冊も買わない
基本的には自分が読みやすい or 分かりやすいもの1冊でOKです。
あれもこれもと手を出すと脳が混乱してしまいます。
1冊をひたすらやりこみましょう。
私はとりあえず自分に合いそうなものを1冊購入し、疑問点があればネットや他のツールで調べてそのテキストや問題集に直接書き込んでいきました。
世界に一つだけの教材にしてしまいましょう!
古いテキストは買わない
宅建は毎年法改正が絡む試験です。
メルカリやヤフオクなどフリマサイトで買えば確かに安く済みますが、宅建に関してはそれが命取りになることも。
以前、他の資格で中古のテキストを買ったら
内容が法改正に適応していなくて痛い目に合いました…。
多少高くても新品を買いましょう!
無料で使える教材も上手に利用しよう
勉強の主軸になるのは市販教材ですが、ネットには無料で使える教材がたくさんあります。
もちろん無料だからといって何でも信用できるかといえば答えはNOですが…。
それでも、質のいい無料教材を選べばあなたの心強い味方になってくれますよ♪
オススメは12,500円の宅建教材が無料で使えるAmazon Audibleです。
Audibleは”聞くこと”に特化したアプリなので、YouTubeよりストレスフリーに耳学することができます。
Amazonのサービスなので安心して使えるのも嬉しい!
Audibleの特徴や登録方法、解約方法などは以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
この記事を公開して以降、多くの方から『勉強に役立っています』と嬉しい感想を頂きました。
無料期間中に解約すればお金もかからないので、ちょっとでも気になるな~と思った方はこの機会にぜひ始めてみてください!
ライバルはみんな耳学を始めていますよ。
参考 【無料で耳学】Amazon Audibleで宅建の勉強が無料でできる!実際の口コミもご紹介!
Audibleはアプリですが、Web教材なら宅建試験ドットコムもおすすめです。
宅建試験ドットコムを含め、無料教材については以下の記事で詳しく紹介しています。
参考 【2022年最新】宅建の無料教材はこれ使えばOK!独学2ヶ月で合格した筆者が7つご紹介
宅建に独学で合格するための勉強法
教材の準備が整ったらいよいよ勉強スタート!
どういう流れで勉強していけばいいのか、私の経験談をもとに詳しくご紹介していきます。
①最初は全体像をつかむ
テキストと問題集を購入したら、まず最初はテキストやYouTubeをパラパラと見て試験範囲のスタートからゴールまでを大まかに把握しておきましょう。
なぜこのようなことをするかというと、
- どういった内容で、どの程度の知識が必要になるのかを知るため。
- 問題を解くときに『今全体のどのあたりを学習しているか把握』できるようにするため
です。
よく「テキストなんか見ずにいきなり過去問をどんどん解いていけ」という人がいます。
たしかに、不動産業界人や法律資格経験者ならこの方法でもいいと思いますが、いきなりの初学者が過去問からスタートしてもまったく理解できずにモチベが落ちてしまうのが関の山。
資格勉強は” いかにモチベーションを維持していくか ”にかかっています。
序盤でいきなりモチベーションが下がるようなことをわざわざする必要はありません。
だからといって、初っ端からテキストをじっくり読み込むのは効率が悪いので気をつけましょう!
『テキストを何回もじっくりと見て、理解してから問題を解く』のと、
『テキストを1回軽く見て、問題をなるべく多く解く』のでは、
後者のほうが圧倒的に有利です。
なぜかというと、本試験で問われるのは結局テキストの内容ではなく過去問の内容だからです。
テキストを読み込んでも出題パターンや問題の雰囲気なんて分かりませんよね。
なので、テキストを軽く読んで大まかな流れを把握したらすぐ過去問に取り掛かりましょう。
その後のテキストは辞書の代わりとして使用するのがオススメです。
②過去問をどんどん解いていく
テキストやYouTubeで試験の雰囲気をつかんだら、過去問をどんどん解き進めていきましょう。
宅建などの4択試験は、とにかく過去問を解きまくって出題傾向を把握することが大事です。
過去問を制する者は、宅建を制す!
宅建試験はマジでこれです。
分からないところがあったら、その都度テキストに戻ってしっかり確認しましょう。
テキストで解決できなければネットで確認!
調べたことは脳内の記憶だけで留めずに、必ず解答解説欄の空いているところに書き込むと復習もしやすくなります。
- テキストを読む→インプット
- 問題を解く→アウトプット
- わからないところはテキストに戻る→再インプット
- 調べたことを書き込む→再アウトプット
上記のように、問題とテキスト(ネット)を交互に繰り返していきます。
何周すれば合格できますか?という質問もたまに頂きますが、これは個人差があるため人によるとしか言えません。
2周くらいで全部覚えてしまう人もいますし、10周くらいしてようやく理解できたぞ!という方もいます。
しかし確実に言えるのは、『分かるまでとにかく手を動かす』こと。
ちなみに私は5周しました。
試験直前期になると夢の中でも過去問解いてましたね…( ;; ᷇࿀ ᷆ ;;)
③模試にも挑戦する
過去問をある程度回して理解が深まってきたら、模試にも挑戦してみましょう。
私は勉強のスタート自体が遅かったので
模試を解き始めるのも遅かったです。
初めて解いたのは9月の頭で、LECの『0円模試』でした。
過去問だけで合格できるって聞いたけど、模試も解かなきゃいけないの?
確かに、宅建は過去問の焼き直しが多いため模試は必要ないと思われる方も多いかもしれません。
しかし、私は絶対に模試には挑戦しておくべきだと考えています。
理由は以下のとおりです。
- 見慣れない問題に慣れておくため
- 自分の弱点を見つけ出すため
実際、私は模試を10回ほど解きましたが、どれも解いて良かったなと思いました。
本番で焦ることもありませんでしたし、苦手分野が分かったので復習もしやすかったです。
模試は自分の今の実力を測るいいきっかけにもなるので、最低でも1つは解いておくことをおすすめします。
ちなみに、模試を解いたら必ずテキストや過去問で復習しましょう!
勉強の流れ【まとめ】
上記で説明した勉強の流れを簡単にまとめると、以下のようになります。
全体の流れをつかむためなのでパラパラと読むだけでOKです。
時間をかけすぎないようにしましょう。
全体を把握したらとにかく過去問を解いていきます。
受験期間のほとんどは過去問を解くことになります。
分からないところはあやふやにせず、必ずネットやテキストで調べるようにしましょう。
過去問にある程度慣れてきたら模試を解いて今の実力をチェックしていきましょう。
私は10社ほど受けましたが、時間がない人でも最低1つは受験しておくことをオススメします。
苦手分野が分かったら過去問やテキストに戻りきちんと復習しましょう。
初学者が独学2ヶ月で43点を取れたコツとは?
勉強法について触れてきましたが、やみくもに過去問を解けばいいということではありません。
いくら時間をかけて必死に解いても、やり方が間違っていればボーダーライン上で不合格になってしまうのが関の山。
というのも、ボーダーライン上には1点につき1万人近くの受験生がいるんだとか。
1点につき1万人ということは、35点が合格点だとすると30~34点は5万人近くもいることになります。
そしてこの5万人の皆さんは、必死に努力してきた方々なのです。でも不合格には変わりありません。
ボーダーも毎年変わるので、最低何点を目指せばいいという試験でもありません。
余裕を持って合格するためには、勉強法にコツがあるのです。
独学2ヶ月で『43点』を取れたコツ
そこで、独学2ヶ月で一発合格できた私の勉強法をnoteで公開することにしました。
2ヶ月で40点以上を目指せる、”ネットでは誰も教えてくれない勉強法”です。
大雑把な勉強法ではなく、かなり踏み込んだ内容まで『根拠を提示しつつ』説明しています。
基礎編+応用編あわせて約30,000字のボリュームです。
ここまで書いている記事はないと思います。宅建試験で余裕を持って合格したい方は是非参考にしてください。
参考 【宅建】独学2ヶ月で43点を取れた勉強法①基礎編【学力関係なし】
参考 【宅建】独学2ヶ月で43点を取れた勉強法②応用編【学力関係なし】
読んでくださった方の口コミ
そうは言っても、『本当に参考になるのか…?』と疑心暗鬼になる方もいると思います。
内容スカスカなら缶ビール何本か買ったほうが有意義だぞ。
そこで、実際に私のnoteを読んでくださった方からの感想を一部抜粋してご紹介します。
ここに載せきれなかった分はnoteの方に掲載しております。
勉強の仕方がわからなすぎて、ぴよまる様のnoteを購入させていただきました!
— 景都🍀R5行政書士受験 (@edenAKARI) November 22, 2022
3ヶ月間の勉強時間は合計で250時間くらい。模試では最高34点しか取れず焦りましたが😰、本番では43点!嬉しい!
ありがとうございました。
こちらのnoteは勉強のやり方がわからないという人にオススメです! https://t.co/JaQoMQo7m2
ぴよまるさんありがとうございます!
— ヒロ@R4宅建•賃管合格! (@takken_hiro) November 22, 2022
note購入させていただき参考にしてました!
ブログで参考にさせて頂いたのは、
— me- (@sawa_itaya) November 24, 2022
ぴよまるさんとパパリン宅建士さんでした!厳しく感じる内容も、本当にその通りでした。実際過去問100%にはできておらず、直前ギリギリで何とか95〜99%に持っていけました。ぴよまるさん、パパリン宅建士さんありがとうございます!
これを読んでもっと真剣に勉強せねば!とやる気スイッチ入りました!!!!
— にじほ (@happylife715) August 18, 2022
宅建に独学2ヶ月で一発合格できた勉強法(基礎+応用セット版)|ぴよまる@宅建独学2ヶ月で合格 @outitimes #note https://t.co/NPzkn13L29
にじほさん(@happylife715)には、ブログでもご紹介いただきました!
にじほさんは看護師という多忙な仕事をこなしながら宅建試験に見事合格されました。
受験生の方はぜひ遊びにいってみてください♪
ここに掲載していない口コミはツイッターの方でも見れますので、気になる方はどうぞ!
参考 【宅建】独学2ヶ月で43点を取れた勉強法①基礎編【学力関係なし】
合格に必要な勉強時間
平均学習「時間」は300時間
勉強法が分かったところで、気になるのはどれくらい勉強すれば合格できるのかということ。
一般的には、宅建合格に必要な勉強時間は300時間と言われています。
ただし、この数字はあくまでも平均です。
100時間未満で合格できてしまう人もいれば、1,000時間以上かけてようやく合格できる人もいます。
特に宅建初学者や法律学習が初めての方、勉強があまり得意でない方は400時間~500時間は見積もって学習計画を立てるようにしましょう。
何ごとも余裕を持って計画を立てておくのは大切です。
平均学習「期間」は6ヶ月前後
合格に必要な平均学習時間は300時間程度と言われていますが、
この300時間のうち1日に何時間学習するかで ”何ヶ月かかるのか” も変わってきます。
1日の勉強時間 | 合格までにかかる月数 | スタート時期 |
---|---|---|
1時間 | 10ヶ月 | 前年の12月 |
2時間 | 5ヶ月 | 5月 |
3時間 | 3~4ヶ月 | 6~7月 |
4時間 | 2~3ヶ月 | 7~8月 |
5時間 | 2ヶ月 | 8月 |
受験生の平均だと、だいたい6ヶ月前くらいから1日に1~2時間をめどに勉強を始める方が多いようです。
勉強開始が遅ければ遅いほど1日あたりの勉強時間も増えていきますが、
平日に時間が取れない場合は休日にまとめて勉強するなど臨機応変に対応しましょう。
私は独学2ヶ月でスタートしましたが、平日は1日2~3時間、土日は5~6時間勉強していました。なので結果的には300時間程度だったと思います。
一度、自分のライフスタイルに合わせて計算してみましょう。
勉強時間についての詳細は以下の記事でも解説しています。
独学でスランプに陥ったらやるべきこと
独学で勉強していると、分からないことがあっても自分で解決させなければなりません。
そこが通信講座や通学講座とちがう大きなデメリットです。
私も独学で勉強しているとき、分からない問題につまづいて3日ほどその問題に費やしてしまったことがありました。
これが通信講座や通学講座なら先生にすぐ聞けたんだろうなあ…と悔しい思いをしたことが何度もあります。
そこで、自分で調べても分からない問題に出くわしてしまった場合は以下の方法を試してみてください。
SNSを利用して分かる人に聞く
Twitterや宅建のオンラインサロン、LINEのオープンチャットなど、SNSを利用して質問を投げかけてみましょう。
分かっている人は積極的に教えてくれます。
しかし、相手も貴重な時間を割いて教えてくれているということを忘れずに。
なんでも聞かずにまずは自分で調べてみること。
当然ですが、教えてもらったらお礼はしっかりしましょうね。
重要でない問題は後回しにする
一般的に書店で売られている過去問題集には、重要度が記載されているものが多いです。
重要度が高い問題は受験生みんなが正解しやすい問題、つまり外せない問題なので最優先で解決させるべきですが、
重要度が低く奇問難問のような問題(Cランクの問題)は一旦後回しにしてしまうのも一つの手。
そういった問題は他の受験生も分からないことが多いですし、勉強の費用対効果(コスパ)も悪いからです。
宅建試験では、確実に取るべき問題を正解できるようになるのが最優先!
ただし、たとえどんなに苦手な問題でも「捨てる」ことはおすすめしません。
他の問題に自信がある方は1問くらい捨てるという選択肢があってもいいかもしれませんが、
そうでない方が1問でも捨ててしまうとその1点が命取りになってしまう可能性があるからです。
先ほども言いましたが、受験生の多くは合格点付近のボーダー層。
あと1点だったのに…と悔し涙を流さないためにも、
まずは最重要分野を完璧にすること。
そして、その後に余裕ができたらCランクの問題にも挑戦するようにしてください。
まずいと思ったら早めに通信講座を受講する
費用を抑えて学習できるのが独学のいいところですが、合格から一番遠いのも独学なのが辛いところ。
確実に一発で合格したいなら通信講座で学ぶのが確実です。
とは言っても金額が高いし…
そこでオススメなのが分割払いです。
受講料○万です!と聞くと高くて尻込みしてしまいますが、
月々数千円と聞くと敷居が一気に低くなりますよね。
例えば合格率82%を誇るフォーサイトは、月々3,100円~受講できます。
3,100円と言うと、外食や飲み会を少し控えれば簡単に節約できる金額です。
月々3,100円で合格率が15%から82%に跳ね上がるならめちゃくちゃ安くないですか?
金額が高くて通信講座は無理…という方はぜひ分割払いを検討してみてください。
でも教材が合わなかったらどうしよう?
確かに、受講してみたけどテキストが合わないから独学のほうが良かったという方もいます。
ただ、テキストは買い替えができますが
質問サポートや個別相談はスクール生にのみ与えられた特権です。
これが独学とは1番大きい違いで、スクールを利用する大きなメリットです。
実際、スクール生でもYouTube講義や市販教材を使用している方は多いです。
市販教材もうまく取り入れながら、スクール独自のサポートもしっかり利用することで他のライバルたちより何歩も先を行っています。
合格する方はなんでもうまく利用している方が多いです。
そのため、テキストが合わないから独学のほうがいいと判断するのは早計と言えます。
といっても通信講座はピンキリなので、選ぶ際は慎重にならなければなりません。
そこで、元塾講師でもある私が宅建講座を扱うスクールを徹底比較しました!
本当にオススメできる通信講座は以下の3つです。
フォーサイト
フォーサイトは、合格率82%を誇る大手資格スクールです。
宅建の一般的な合格率が15%前後なので、82%がいかにすごい数字かお分かりいただけるかと思います。
講座内容に自信があるため、万が一不合格なら全額返金してもらえるのも大きなポイントです。
スタディング
スタディングは15,000円以下とかなり破格なのが特徴的。
その分質問サポートはついていませんが、かゆいところに手が届く素晴らしい機能がたくさんついています。
すべてスマホで完結するシステムなので、忙しい社会人や机で勉強するのが苦手な人にもとてもオススメな通信講座です。
スタディングは実際に2023年度版を受講してレビューしています。
実際の使用感がどんな感じか気になる方は以下の記事も参考にしてみてくださいね。
アガルート
アガルートの魅力はなんといっても「質問回数が無制限」なところ。
しかも、スタッフではなく講師が自ら回答してくれます。
他のスクールは質問回数に制限を設けているので、困った時にいつでも講師から教えてもらえるのは大きいポイントですね。
合格すると全額返金してもらえるのも嬉しい!
スクール名 | 料金 | 合格実績 | 返金保証 | テキストの 分かりやすさ | サポート体制 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|---|
フォーサイト | バリューセット1 … バリューセット2 … バリューセット3 … ※在庫限りの最終値下げ中! | 不合格時に 全額返金保証 (バリューセット3) | ||||
スタディング | 宅建士合格コース …14,960円 宅建士合格コースコンプリート … ※コンプリートコースは3/31まで3,300円オフ! | 返金はないが、 合格すると3,000円分の Amazonギフト券を プレゼント | ||||
アガルート | スピード合格カリキュラム … ※期間限定30% OFF! | 合格時に 全額返金保証 (もしくはお祝い金) |
特に資格をあまり受験したことがない初学者の場合、独学だけに固執するのはおすすめしません。
まずい!と思ったらいつでも方向転換できるようにしておきましょう。
独学が少しでも不安だなと思う方は、以下の記事も覗いてみてください。
元塾講師目線で詳しく解説しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、宅建に独学で合格するためのロードマップをご紹介しました。
独学は通信講座や通学講座と比較すると険しい道のりにはなってしまいますが、
勉強のやり方を正しく理解していれば誰でも合格できる試験です。
この記事を読んでいる受験生の方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
ほなまた!