宅建の勉強どうやってやればいいか分からない。
ネットやTwitterでみんなどうやって勉強してるのか調べてみたけど、
今いちピンとこなかった…
という方も多いのではないでしょうか?
それもそのはず。なぜなら、
『独学で合格できた!』
『通信講座の○○に通ったら合格できた!』
と言われてもあなたとその人では生活環境や性格、仕事(学校)などがまったく違うからです。
例えば私は現在専業主婦ですが、資格を取ることが好きなので勉強は得意です。でも夫は不動産会社員だけど勉強は超苦手。
そんな2人がネットのオススメを見て『これいいらしいよ~』と同じ方法でやってみても合わないのは当然なんですよね。
それぞれ性格・仕事・勉強に対する慣れ、すべてが違うんですから。
『ネットやSNSでオススメされていたから選んだ』これが一番危険。
合わない勉強スタイルで学習を進めても、合格は遠のいてしまうばかりです。
そこで今回は、
- 独学・通信講座・通学講座のメリットとデメリット
- デメリットの解決方法
- それぞれどのような人にオススメなのか
これらについて徹底解説していきます。
初めから自分に合うスタイルで勉強できれば、イヤ~な勉強ストレスを最小限に抑えられるので、最後までゴールに向かって走り切ることができますよ。
ぜひ自分に合った勉強手段を見つけて、合格を掴み取ってください!
独学のメリットとデメリット
まずは独学から見ていきましょう。
独学は基本的に全て一人で学習します。
テキスト、問題集などは自分で用意し、スケジュール管理や学習進捗管理も自分でしていかなければなりません。
ではそんな独学のメリットとデメリットにはどういったものがあるのか、詳しく見ていきましょう。
独学のメリット
- 費用が安く済む
- 自分のペースで勉強できる
費用が安く済む
まずはなんといっても費用の安さ!
独学の一番の魅力と言っても過言ではありません。
テキスト・過去問題集・予想問題集などを購入したとしても1万円~2万円ほど。
通信講座が約6万円前後、通学講座が約10万円~30万円程度かかることを考慮すると、かなりお安く学習できますね。
私も独学でしたが2万円ほどでした。
一番お金がかかったのは予想問題集や予想模試。
これだけで合計15,000円くらいはかかっていたと思います。
②自分のペースで勉強できる
独学の場合、誰からも制約を受けません。
自分の都合のいい時間に、好きな場所で好きなように勉強できます。
今日は疲れたから勉強はやめとこう…
業法が苦手だから今日は業法を重点的にやろうかなあ
このような勉強スタイルは、特に『通学講座』だとなかなか厳しいです。
自由度で言えば独学が圧勝でしょう。
独学のデメリット
- 合格まで時間がかかる
- 分からないところを質問できない
- 法改正など、最新の受験情報が入手しづらい
- 自分の学習レベルが分からない
- 挫折しやすい
合格までに膨大な時間がかかる
一般的に宅建合格に必要な勉強時間は300時間程度と言われています。
ただしこれは効率的に学習できた場合なので、初学者が独学で選ぶ場合は400~500時間は見ておいたほうがいいでしょう。
なぜかというと、勉強以外にも
- 生活リズムの管理
- 宅建に関する情報収集
- 効率的な勉強ノウハウの習得
- 試験当日までの勉強スケジュール
など、受験に関わることすべてを自分で管理していかなければならないから。
資格試験に慣れている人ならまだしも、初学者がいきなりスケジュールやカリキュラムを組めと言われてもなかなか難しいのではないでしょうか。
いざ苦労して計画を立てても、ちょっとした誘惑や仕事の疲れから簡単に計画倒れしやすいのも独学の辛いところです。
分からないところを質問できない
独学は分からないことがあっても質問することができません。
全て自分で解決しなければならないので、かなりの労力と精神力を要します。
スクールであれば質問して10分で分かるところを、独学だと丸1日かけても分からなかった…なんてこともザラ。
特に、法律初学者や勉強が苦手な人にとっては、1人で調べるのが限界で挫折してしまう人もかなり多いですね。
法改正など、最新の受験情報が入手しづらい
宅建試験は、毎年4月1日現在の法律に基づいて出題されます。
しかし、市販のテキストは4月1日以前に発売されることがほとんど。
つまり本年度の法改正点が記載されていないことも多いのです。
結果的に、独学生は自分で最新の法改正情報を入手する必要があるため、時間と手間が余計にかかってしまいます。
ちなみに法改正点はかなり出題されやすいので、法改正点を無視して勉強しても合格は厳しいです。
学習ルートが合っているか分からない
独学は自分でスケジュール(学習ルート)を組んで学習を進めていきますが、そのルートが果たして正しいのかどうか、これは最後まで分かりません。
暗闇の中を手探りで進んでいくことになるため、『どれだけ勉強をしても不安が常につきまとう』のも独学の辛いところです。
もちろん、通信講座生や通学講座生に不安はないのかというとそんなことはありません。スクール生も合格するまで不安なのは同じです。
しかし、スクール生はあらかじめ合格までの道順が示されているので、あとは自分の努力のみ。
”学習ルートが合っているかどうか分からない”というのは独学ならではの悩みでしょう。
挫折しやすい
上記でお伝えしたように、独学はどうしても『効率』からはかけ離れてしまうため膨大な時間がかかります。
疑問点があっても講師に質問できないですし、計画を立てるのも初学者にとってはなかなか難しい…。
また、スクール生のように「あれだけお金をかけたんだから絶対に合格しなきゃ!」というほどよいプレッシャーもないので、だらけてしまいがちです。
このように、独学は挫折しやすい要素が揃っています。
ゴール目前でポッキリ心が折れてしまう受験生はかなり多いのも独学の辛いところでしょう。
独学のデメリットの解決方法
独学は通信講座や通学講座と比較するとデメリットが多いですが、もちろん解決策がないわけではありません。
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
独学のデメリット1つ目『膨大な時間がかかる』
これについては、まずは合格した方の勉強法やスケジューリングを参考にしてみると良いでしょう。
- 合格者の勉強法やスケジュールなどを参考にしてみる
ただし、あなたとその人では生活環境や性格などまったく違います。
丸パクリしてもあまり意味がないため、あなたの生活環境や性格に合わせて”良いな”と思うところをどんどん取り入れていきましょう。
無理にすべてマネする必要はないのですよ。
私も独学で合格しており、このブログでは独学生向けの記事もいくつか執筆しています。
絶対独学で合格するんだ!と強い意志を持っている方は参考にしてみてください。
独学のデメリット2つ目『質問できない』
これについては、解決方法が2つあります。
- TwitterやLINEのオープンチャットを利用する
- 予備校の講義に参加し、講師に質問する
SNSにはあなたと同じ宅建受験生の方がたくさんいます。
疑問点を投げかければ、分かる人が教えてくれることも。
他人に説明することで知識がより定着するので、教える側にもメリットはあるんです!
近所に通学スクールがある場合は、スクールが主催している生講義に参加してみるのもオススメです。
講義の後に質問できるところが多いので、あらかじめ質問をメモしておき、講義が終わり次第講師に質問してみましょう。
独学のデメリット3つ目『最新の受験情報が入手しづらい』
これについては、自分で情報をゲットしに行くしかありません。
- 自分で情報収集しに行く
そもそも、市販テキストには法改正情報を送付してもらうためのハガキがついていることが多いです。(ネットで公開されていることもあります。)
こういった情報には常にアンテナを張り、公開されたらすぐに入手できるよう準備をしておきましょう。
とは言え、待っているだけでは最新情報は入手できません。必ず自分から動くことが大切です。
独学のデメリット4つ目『学習ルートが合っているか分からない』
これについては、直前期に模試を受験することで大体分かるようになります。
- 模試を受ける
模試で思うような点数が取れず、自分の中でも怪しいなと思い始めたら、早めに軌道修正していきましょう。
本試験までに、最低でも2、3回は模試を受験して実力をチェックしておくのがオススメです。
独学のデメリット5つ目『挫折しやすい』
挫折しやすい理由もいくつかありますが、誘惑に負けて勉強ができないなら環境から変えていきましょう。
- スマホやゲームなど娯楽を目の届くところに置かない
- 常に合格後の未来を想像する
まずは目の届くところにスマホやゲームは絶対NG。
勉強するときは必ず遠ざけて、勉強だけに集中できる空間を作りましょう。
また、不安で心が折れそうなときは常に合格後の自分の姿を想像すること。
私も以前、こんなツイートをしました。↓↓
絶対合格するんだ!という強い意志を常に持ち続けられるように、メンタル面も鍛えておくといいですね。
独学に向いている人
以上のメリットデメリットから、独学に向いているのは以下のような方々です。
- 法律の学習経験がある人
- 勉強がある程度得意な人
- 仕事や学校に余裕があり、勉強時間をたくさん確保できる人
- 安定よりも費用の安さを重視したい人
通信講座のメリットとデメリット
さて、続いては通信講座です。
通信講座は、家にいながら決められたカリキュラムどおりに勉強を進めていくスタイルで、
イメージとしては独学と通学講座のいいとこ取りをしたような学習方法です。
テキストや問題集、模試などもすべて送られてきます。
そんな通信講座のメリットとデメリットにはどういったものがあるのか、詳しく見ていきましょう。
通信講座のメリット
- 質問サポートや進捗管理など各種サポートを受けられる
- 最新の法改正情報を入手できる
- 最短効率で学習できる合格ノウハウを学べる
- 外出中やスキマ時間に勉強しやすい
- ある程度は自分のペースで学習できる
質問サポートや進捗管理など各種サポートを受けられる
通信講座の大きなメリットはやはり質問対応などのサポートを受けられること。
宅建試験の勉強において、『分からないまま進む』ことは命取りになりかねません。
独学だと、どんなに難しい内容でも1人で調べて理解していかなければならないので、分からないまま進んでしまうことも当然あるでしょう。
通信講座なら1人で悩む必要はありません。
疑問点があってもスクールにすぐ質問できるので、余計な労力をかけずにサクッと解決させることができます。
また、学習の進捗状況が分かるのも嬉しいサポートの1つ。
進捗管理サポートは、今自分がどのくらい進んでいるのか、これからどこを重点的にやっていけばいいのかが詳しく分かります。
独学だと暗闇の中を手探りで進めなければなりませんが、通信講座ならすでに地図を手に入れた状態。
道に迷うことなく進めるのは嬉しいですね。
最新の法改正情報を入手できる
独学生は自分で法改正情報を入手しなければなりませんが、通信講座の場合は最新情報が自動的に送られてきます。
わざわざ自分で調べる必要がないので、時間を大幅に短縮できます。
最短効率で学習できる合格ノウハウを学べる
通信講座には、あらかじめ『最短効率で合格できるカリキュラム』が組まれています。
勉強が苦手な人でもカリキュラム通りに進めれば効率的に学習できるため、時間をムダにすることがありません。
人気の通信講座であれば独自の合格テクニックを学べるのも大きいですね。
スクールが長年積み重ねてきたノウハウはスクール生しか知ることができないお宝情報。
しっかり活用すれば独学生よりも大幅にリードを取ることができますよ。
外出中やスキマ時間に勉強しやすい
近年の通信講座は、eラーニングシステムが充実しているところがかなり多いです。
スマホで学習できるシステムのこと。
専用のアプリを入れれば、講義視聴や問題演習、進捗管理などさまざまなことができるようになります。
独学生が外やスキマ時間で勉強しようと思うとかなり制限されてしまいます。
問題集を持ち歩くのも大変ですし、無料アプリも過去問を解けるもの以外はほとんどありません。
その点、スクールのeラーニングなら学習に必要なものが全て揃っているので外出先でも手軽に勉強可能!
残業の多い社会人や子育て中の方など、スキマ時間を有効活用したい方にとっては必須のツールとも言えるでしょう。
ある程度は自分のペースで学習できる
通学講座は、決まった時間に決まった講義を受けるので忙しい方にとってはかなり大変。
特に残業などが重なると、なかなか通えなくなってライバルに遅れを取ってしまうことも。
しかし、通信講座なら独学同様に自由に勉強することができます。
独学のように完全自由というわけではありませんが、合格までの最短ルートがあらかじめ提示されているので、あとは自分のやる気に合わせて進めていくだけ。
もちろん残業で勉強できない日があっても問題なし。周りを気にすることなく、自分のペースで学習できます。
通信講座のデメリット
- 独学より費用がかかる
- ライバルが周りにいないのでモチベーション維持が難しい
独学より費用がかかる
当然ですが、通信講座は独学よりも費用がかかってしまいます。
分かりやすい教材、合格テクニック、質問サポートなど独学にはない特典を受けることができるので当然と言えば当然なのですが、見逃すことができないデメリットですね。
しかし、中には15,000円~受講できる破格の通信講座も存在します。
それがスタディングです。
スタディングはSNSでも人気のスクールで、スマホで学習が完結するので鉛筆やノートは一切不要。
そして、安いからと言ってあなどることなかれ。
質の良さでは他スクールと互角、またはそれ以上と言っても過言ではありません。
合格するために十分なサポートも受けられるため、費用をかけたくないけど独学は不安…という方はスタディングのようなコスパのいい通信講座も検討してみると良いでしょう。
モチベーション維持が難しい
独学と同じく、通信講座も基本的には一人で学習することになります。
予備校のようにライバルが周りにいるわけではないので、そういった意味ではどうしてもモチベーションが下がりやすいです。
とは言え、講座内には受講生同士が交流できる場所もあるので、独学生より維持しやすいのは確か。
そのため、モチベーション維持のしやすさという点では独学と通学講座の中間といったところでしょうか。
通信講座のデメリットの解決方法
デメリット1つ目『独学より費用がかかる』
この点については、2つの解決策があります。
- 分割払いで支払う
- 安い通信講座を利用する
まずは分割払いで支払う方法。
○万円と聞くとハードルが高く感じますが、分割払いなら月々3,000円程度で通信講座を受講することができます。
3,000円なら飲み会1回我慢すればカバーできる金額なので、一気にハードルが下がりますよね。
また、相場よりかなり安い通信講座も存在します。
例えば受験生に人気のスタディングは、14,960円~受講可能です。
料金はなんと月々1,347円~から!
外食を1日我慢すれば届くラインです。
このように、一見高くて尻込みしてしまうような金額でも、分割だとそうでもなかったりします。
費用面でどうしても一歩が踏み出せない方は上記2点を検討してみてください。
デメリット2つ目『モチベーション維持が通学講座より難しい』
この点についても、2つの解決策があります。
- SNSで勉強仲間を作る
- 講座内の交流場所で勉強仲間を作る
まずはオススメなのがSNSで勉強仲間を作ること。
特にTwitterには宅建受験生が大勢います。
実際に交流するもよし、見る専になるもよし。
通学講座と違い、実際に教室で勉強できるわけではありませんが、
例えネット上でも同じ目標に向かって努力する仲間がいるのは心強いものです。
通信講座によっては受講生同士の交流場所を設けているスクールもあります。
同じ講座を利用しているとより一層ライバル意識が高まりますし、
『テキストのここが分からないんだけど…』と、スクール独自の相談もできるのでそちらも合わせて利用すると良いでしょう。
通信講座に向いている人
以上のメリットデメリットをふまえて、通信講座に向いているのは以下のような方々です。
- 勉強が苦手な人
- 法律系の勉強が初めての人
- 多少お金がかかっても安定して一発合格を目指したい人
- 勉強時間をショートカットしたい人
- スキマ時間を有効活用したい人
通学講座(予備校)のメリットとデメリット
さて、最後は通学講座です。
通学講座は、私たちが小さい頃に通っていた学校と同じように、実際に教室に足を運んで授業を受けるタイプの学習方法です。
ではそんな通学講座のメリットデメリットにはどういったものがあるのか、詳しく見ていきましょう。
通学講座のメリット
- 毎回決められた日時に講義を受講するため、学習リズムがつく
- 勉強仲間ができるので、モチベーションを高め合うことができる
- 分からないところは『直接』講師に質問できる
- 自習室が使える
- 強制的に勉強せざるをえない環境なのでリタイアしにくくなる
毎回決められた日時に講義を受講するため、学習リズムがつく
独学や通信講座だと『いつ勉強するかは個人に任されている』ので、どうしても人によってはサボってしまいがち。
しかし通学講座なら毎回講義日程が決められているので、勉強がなかなか続かないという人でも学習リズムをつけることができます。
勉強仲間ができるので、モチベーションを高め合うことができる
通学講座に通っていると勉強仲間を作ることができます。
勉強仲間とは、いわばライバルでもありますよね。
1人で勉強するより、ライバルがいた方が緊張感を持って勉強できるので、モチベーションを高め合うのにも効果的です。
刺激を受けるだけでなくお互いに悩みを共有しあうのもいいですね。勉強の悩みを共有できればストレスを溜め込むことなく勉強できるので精神的にも楽です。
分からないところは『直接』講師に質問できる
通学講座であれば分からないことがあったら授業後にすぐ確認できます。
学習内容だけでなく勉強法の相談にも乗ってもらえるので、安心して勉強に打ち込むことができるでしょう。
通信講座でも質問はできますが、連絡手段が限られているのですぐには返事が返ってこないのが難点ですね。
自習室が使える
通学講座は自習室が使えるのも嬉しいポイントです。
スクールの自習室は綺麗で静かなことが多く、他の受験生も勉強しているのでほどよい緊張感がただよっています。
家だと娯楽に目が移ってしまうしダラダラしてしまう…という方も多いので、集中できる環境があるのは嬉しいですよね。
強制的に勉強せざるをえない環境なのでリタイアしにくくなる
通学講座は家ではなく教室に通わなければなりません。
勉強せざるを得ない環境下に置かれるので、意思が弱い人でも挫折しにくくなります。
これが独学や通信講座だと、家で1人で自由に勉強できるがゆえに挫折してしまう方も多いです。
意思が弱い方は通学講座に通ったほうが勉強を継続しやすいでしょう。
通学講座のデメリット
- 費用がかなり高額
- 通学するのがめんどくさい
- 時間に融通がきかない
費用がかなり高額
通学講座の大きなデメリットはなんといっても費用がかかりすぎること。
安いところで10万円前後、高いところだと30万円近くかかるところもあります。
独学だと1万円~2万円、通信講座だと約6万円程度で受講できることを考えると、ハードルを高く感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
通学するのがめんどくさい
忙しい社会人や子育て中の方の場合、疲れている身体に鞭打ってスクールに通うのは想像以上に大変です。
疲れがたまった状態で講義を聴いてもなかなか頭に入らないですよね。
今の自分の生活環境で本当に通えるのか、受講前にしっかり確認しておきましょう。
時間に融通がきかない
通学講座は日程・講義内容などすべて決まっているので、自分のペースではなかなか勉強できません。
そのため、
- 仕事の残業が不定期な方
- 日によって勉強ペースを変えたい方(疲れているときは休みたい方)
には向いていません。
そのような場合は通信講座を選ぶと良いでしょう。
カリキュラムこそ決まっているものの、ある程度は自分のペースで学習を進めることができますよ。
通学講座のデメリットの解決方法
デメリット1つ目、『費用がかなり高額』。
この点については、通信講座同様、分割払いがオススメです。
- 分割払いで支払う
とは言え、通信講座の倍以上かかるスクールも多いので(10万円~30万円)、分割にしても相当な金額になってしまいます。
分割にしてもちょっとキツイな…という場合はやはり通信講座がオススメです。
デメリット2つ目『通学するのがめんどくさい』
この点については、なるべく家や職場の近くのスクールに通うことでめんどくささを最小限に抑えられます。
- 家や職場近くのスクールに通う
先ほどもお伝えしたように、仕事や家事育児をこなしたあとにスクールに通うこと自体かなり大変。
さらに家や職場からの距離が遠いと、行くまでが億劫になってしまいます。
できるだけ移動距離を短くして、負担をかけないようにするのが長続きできるコツです。
デメリット3つ目『時間に融通がきかない』
この点については、スクールの欠席フォローを利用しましょう。
- 欠席フォローを利用する
通学生は時間や曜日が決められているので、個人都合では融通がききません。
仕事や学校が忙しかったりするとなかなか講義に参加することができず、スクールを有効活用することが難しくなってしまいます。
欠席した場合でもストレスなく学習できるように、スクールを選ぶ際は欠席フォローが充実しているところにしましょう。
例えば大手スクールのLECは、欠席してもWebとDVDでフォローしてもらえるので忙しいときでも安心です。
通学講座に向いている人
以上のメリットデメリットをふまえて、通学講座に向いているのは以下のような方々です。
- 物事を『継続』するのが苦手な人
- 家で勉強しても集中力が続かない人
- 仲間たちと切磋琢磨しながらモチベーションを高め合いたい人
- 仕事(もしくは育児・学校)後にスクールに通える気力と体力がある人
宅建通信講座スクールランキング【23社から徹底比較】
ここまで独学・通信講座・通学講座のメリットとデメリットをご紹介してきましたが、それぞれ合う人、合わない人がはっきり分かれます。
それでもやはり総合的にオススメなのは通信講座です。
独学と通学講座のデメリットをほぼすべてカバーすることができます。
ではどのような通信講座が良いのでしょうか。
現在は通信講座スクールだけで23社もあり、有名なスクールから個人塾のようなところまで、実に様々です。
この中から自分で調べて比較するのはかなり大変ですよね。
そこで、元塾講師経験もある私が23社を徹底的にリサーチし比較検討してみました。
宅建試験を独学で合格したからこそ、どこかのスクールに肩入れすることなくデメリットまでズバズバ書いています。
このうち、上位4社はどこを選んでも自信を持ってオススメできるスクールばかりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
できれば選ばない方がいいスクールの特徴
総合的には通信講座がオススメとはいえ、中には選ばない方がいいスクールもいくつか存在します。
以前塾講師をしていたので、『明らかにおかしい』スクールはいくつも見てきました。
もちろん宅建のスクールにも当てはまります。
名前は伏せますが、特徴をいくつかご紹介しますので参考にしてください。
- 派手な宣伝 or しつこい勧誘
- 受講料がやたら高い
派手な宣伝 or しつこい勧誘
宅建講座の中には、資料請求をした段階でしつこい勧誘をしてくるスクールがあります。
通常、宅建試験を受験される方は不動産業界など一定の職種の方が多いので、「どこのスクールがいいか、ダメなのか」という口コミはすぐに広まってしまいます。
つまり、人気であれば口コミで勝手に広がっていくため、宣伝を派手に行う必要はないのです。
逆に勧誘がしつこいスクールは、ノルマ達成のためにどうにかしてでも受講してもらいたい!と躍起になって勧誘してくることがほとんど。
そういったスクールは口コミも合格率もあまり良くないところが多いので、なるべく避けるほうがいいでしょう。
受講料がやたら高い
通信講座は料金が高いからといって必ず質が比例するわけではありません。
『高い=質が良い』と思いこんでいる方は注意してください。
そもそも、通信講座スクールは予備校と違って校舎があるわけでもなく、全国に講師を配置しているわけでもないので善良なスクールならそこまで高額になりません。
ちなみに通信講座の相場は大体6~7万円前後です。
10万円を超える場合は、そこまで支払う価値が本当にあるのか、慎重に検討するようにしましょう。
よくある質問
まとめ
今回は、宅建に合格するためには独学・通信講座・通学講座のどれがいいのか詳しく検証してきました。
総合的にはやはり通信講座がオススメですが、その人の生活環境や学習スタイルによって向いている勉強スタイルは大きく変わります。
それぞれどのようなメリットとデメリットがあって、どのような人にオススメなのか、最後に表でまとめてみたので参考にしてください。
学習スタイル | メリット | デメリット | 向いている人 |
---|---|---|---|
独学 | 費用が安く済む 自分のペースで勉強できる | 合格まで時間がかかる 分からないところを質問できない 法改正など、最新の受験情報が入手しづらい 自分の学習レベルが分からない 挫折しやすい | 法律の学習経験がある人 勉強がある程度得意な人 仕事や学校に余裕があり、勉強時間をたくさん確保できる人 安定よりも費用の安さを取りたい人 |
通信講座 | 質問サポートや進捗管理など各種サポートを受けられる 最新の法改正情報を入手できる 最短効率で学習できる合格ノウハウを学べる 外出中やスキマ時間に勉強しやすい ある程度は自分のペースで学習できる | 独学より費用がかかる ライバルが周りにいないのでモチベーション維持が難しい | 勉強が苦手な人 法律系の勉強が初めての人 多少お金がかかっても安定して一発合格を目指したい人 勉強時間をショートカットしたい人 |
通学講座 | 毎回決められた日時に講義を受講するため、学習リズムがつく 勉強仲間ができるので、モチベーションを高め合うことができる 分からないところは『直接』講師に質問できる 自習室が使える 強制的に勉強せざるをえない環境なのでリタイアしにくくなる | 費用がかなり高額 通学するのがめんどくさい 時間に融通がきかない | なにかしら『継続』するのが苦手な人 家で勉強しても集中力が続かない人 仲間たちと切磋琢磨しながらモチベーションを高め合いたい人 仕事(もしくは育児・学校)後にスクールに通える気力と体力がある人 |
この記事でぜひ自分に合った勉強スタイルを発見し、合格を掴み取ってくださいね。
ほなまた!