2022年度の宅建10月試験まで残り3ヶ月を切りました。
そろそろ勉強に本腰を入れる方も多いのではないでしょうか。
しかし、以下のように不安に思ったことはありませんか?
- 本試験まで3ヶ月しかないのに合格できるかな…
- 3ヶ月で合格するためのスケジュールの立て方が分からない…
私自身も勉強する前は不安だらけだったので、その気持ちよく分かります…。
そこで今回は、3ヶ月で合格を目指す場合の勉強スケジュールについて解説していきたいと思います。
結論を言うと、きちんと計画を立てて勉強すれば3ヶ月で宅建に合格することは十分可能です!
ただし余裕を持って、9月末には勉強が完成するように計画していきましょう。スケジュール例についてはこの記事で詳しくご紹介していきますね。
宅建に3ヶ月で合格することは可能?
そもそも3ヶ月という短い期間で宅建に合格できるの?と聞かれれば、答えは『YES』です。
私自身独学2ヶ月で、夫は3ヶ月で合格しています。
宅建合格に必要な勉強時間は300時間と言われているので、3ヶ月を90日間と仮定して計算すると
300時間÷90日間(3ヶ月)=3.333…
となり、1日あたり約3~4時間勉強すれば300時間に到達することになります。
ただ、300時間という数字はあくまでも平均なので、初学者の方や勉強が苦手だなという方は余裕を持って350~400時間程度見積もっておきましょう。
- 200時間…1日あたり2時間
- 300時間…1日あたり3~4時間
- 350時間…1日あたり4時間
- 400時間…1日あたり4~5時間
上記のように、初学者でも3ヶ月あれば十分な勉強時間を確保することができます。
スケジュールをしっかり立てて計画的に勉強すれば3ヶ月でも合格は十分可能です。
私も夫も平均して1日あたり3~4時間は勉強していました。
2ヶ月で合格した私の勉強スケジュール(8月半ば~)
それでは、これから3ヶ月で合格するための勉強スケジュール例をご紹介していきたいと思うのですが、まずはその前に私が実際に合格したときのスケジュール(2ヶ月ver.)をお見せしたいと思います。
最初はYouTube講義を通しで見て全体を把握。
最初はテキストを眺めていましたが専門用語だらけで心が折れそうになり、YouTubeの講義から入りました。初学者や勉強が苦手な人は映像から入る方が挫折しにくいと思います。
それ以降はさっそく過去問にチャレンジ!
使用したのは出る順宅建士 ウォーク問過去問題集
9月になっても主軸は過去問。
過去問を3周し終わった段階で模試を受験し始めました。
と言っても予想模試ではなく過去問ベースで作られた模試です。
1番最初に受けた模試はLECの0円模試でしたが、30点/50点でめちゃくちゃ焦ったのを覚えています。
時間がないという意識はあったので、どんなに体調が悪くても疲れていても何かしら勉強はしていました。
布団にもぐって耳学するだけで終わった日もあります。
過去問重視なのはここでも変わらず。
この頃からは周辺知識も理解するように心がけていました。
過去問もだいぶ理解できるようになったので、過去問ベースの模試だけでなく予想模試に挑戦しはじめたのもこの頃です。
9月末の時点で勉強が完成するようにスケジュールを組んでいたため、この時期はフルスロットルで勉強していました。
10月に入ったら今までやってきた過去問や模試を総復習していました。
新しい知識は極力入れないように注意しながら、苦手分野の最終チェック!
直前期は夢の中でも過去問解いていましたね。。。
この日は早めに試験会場に向かい、5問免除の統計だけ暗記しました。
スクールが会場前で直前チェックシート?みたいな用紙を配っていましたが、直前に見ても混乱するだけだと思っていたので全く見ていません。
私のスケジュールはこんな感じです。
これをもとに、3ヶ月で合格するためのスケジュールを立ててみました。
3ヶ月で合格するための勉強スケジュール例
- 最初の2~3日程度を使い、YouTubeやテキスト等で全体を把握する
- それ以降はすぐに問題に取り掛かる
- 分からないところはテキストやYouTubeで確認しながら解くようにする
- 8月下旬ごろになったら、過去問ベースの模試に1度挑戦しておく
- 過去問は正誤判断だけでなく周辺知識も拾えるように学習する
- 予想問題ベースの模試にも挑戦していく
- スキマ時間はアプリ等を使って1問でも多く問題をこなすことを意識する
9月までには勉強をある程度完成させておくと10月に入ってから余裕を持って復習できるのでオススメ。
- 今まで解いてきた過去問や模試で苦手なところを集中的に学習していく
- この時期に新しい知識は入れない
- 少し早めに会場入りし、統計をチェックする
- 各スクールからもらえる直前チェックシートは絶対に見ない
月ごとに詳しく解説していきます。
7月半ば~7月末:導入
勉強を始める前にYouTubeやテキスト等で全体の流れを把握しておきましょう。
好きな分野から始めていいと思いますが、個人的には入り口が簡単な「宅建業法」からスタートするのがオススメ。
権利関係は民法など難しい分野が含まれるので、法律の学習経験がないと少々とっつきにくいんですよね。。
宅建業法⇒法令上の制限・税・その他⇒権利関係の順番でやると挫折しにくいと思います。
YouTubeやテキストで大まかな流れと特徴を把握したら、すぐに過去問に取り掛かりましょう。
- テキストやYouTubeで全体を把握
- 業法からスタートするのがオススメ
- インプットに時間をかけすぎない
8月:過去問中心
8月はほぼほぼ過去問との戦いです。
1肢ごとに丁寧に解いていき、分からないところがあれば必ずテキストやネット、YouTube等で確認するようにしてください。
宅建業法5:権利関係3:法令上の制限、税、その他2くらいの割合で勉強できるといいと思います。
宅建業法は得点源です。ライバルたちはみんな20点満点を狙ってくるので8月は業法を中心に勉強すべし!
8月末ごろになったら、一度過去問ベースの模試にチャレンジしておきましょう。
今の自分の実力や苦手分野を知ることができるいい機会です。
LECの0円模試や吉野塾のGreen模試がオススメ!
- 分からないところがあれば必ず確認しながら進む
- 宅建業法を中心に勉強する
- 8月末ごろになったら過去問ベースの模試を一度解いておく
9月:過去問+模試
9月も過去問中心の勉強になりますが、「周辺知識」も意識して解くように心がけると知識の幅が広がります。
過去問がある程度理解できるようになって正答率も上がってきたら予想問題ベースの模試にも挑戦しましょう。
予想問題ベースでオススメなのはみやざき塾のオリジナル模試かLECの出る順宅建士予想模試です。
2023年版 出る順宅建士 当たる!直前予想模試【模試4回分+最新過去問/全模試4回分解説動画付】(宅地建物取引士) (出る順宅建士シリーズ)
9月が終わるまでには勉強を完成させておきましょう。
余裕が生まれて10月に入ってからが楽になります。
- 周辺知識も意識して過去問を解く
- 予想問題ベースの模試を解く
- 9月が終わるまでに勉強を完成させておく
10月:総復習
10月になったら今までの総復習に入ります。この時点で新しい知識を取り入れるのはやめましょう。
10月は今までやってきたことを再度確認し、最終チェックする期間です。
そして体調管理を最優先に!直前だからといって夜更かししないことも大切。直前に体調を崩してしまったら本末転倒です。
- 新しい知識は取り入れない
- 今までやってきた内容を確認し、復習する
- 体調管理を最優先する
試験当日:統計の数字をチェック
当日は最後の確認として、軽くおさらいする程度に留めましょう。
試験直前のオススメは5問免除の統計。数字の丸暗記なので、直前に覚えても大丈夫!
そして、会場入りするときに各スクールが直前チェックシート(?)のようなものを配ると思いますが試験直前に見るのはオススメしません。
直前期に新しい情報を取り入れると脳が混乱します。
見直しはいつも使っている教材を使用し、軽く復習する程度にしておきましょう。
勉強スケジュールを立てるときの注意点
スケジュールを立てる際に注意すべきことは、”週に1回は必ず予備日を設けておく”ということです。
ガチガチにスケジュールを細かく決めても、100%その通りにはなりません。
仕事や家事育児、体調不良などで必ずズレが発生します。
そのため、1週間ごとにスケジュールを立てるならまずは6日分だけ決めておき、最後の1日は調整用として予備日を作っておきましょう。
予定より遅れたとしても最後の1日頑張れば取り戻せますし、予定より進んでいる場合は勉強計画を前倒ししてもいいと思います。
独学3ヶ月で宅建合格するために気をつけること
分厚い&古いテキストを使わない
フリマサイトで最新版ではないテキストが安く売られていますが、安いからと言って古いテキストを買うと命取りになります。宅建は毎年法改正が絡む試験なので、古いテキストだと誤った内容で理解してしまうこともあるからです。
問題によっては正誤自体が逆になることもあります。
必ず『最新版』のテキストを買うようにしてください。
また、3か月の学習期間で分厚いテキストを使用するのは非効率です。
最初から敷居を広げすぎてしまうと、試験までに間に合いません。
短期間で合格を目指すなら、出るところがコンパクトにまとめられたテキストを使うようにしましょう。
最低限必要な知識を会得し、足りない部分はYouTubeやネット等で補足して書き込んでいくスタイルがオススメです!
市販でオススメのテキストをいくつか挙げておきますね。
2023年版 どこでも宅建士 とらの巻【法改正完全対応/出る順宅建士シリーズ『ウォーク問過去問題集』へのリンク付き】(宅地建物取引士)
民法に深入りしない
宅建の「権利関係」という分野の中には民法も含まれていますが、民法を完全に理解しようとするととんでもなく膨大な時間がかかります。
宅建に出題される民法の範囲は限られているため、深入りせずに試験に出るところだけを理解するようにしましょう。
3ヶ月で宅建に合格するために必要な環境づくりとは
自分の趣味や娯楽(スマホやテレビなど)を近くに置かない
特にスマホは、LINEやゲーム、動画、ネットサーフィンなど受験生の誘惑になるものがたくさん詰まっています。5分だけ…と思って触ってしまうと気づけば30分経っていたなんてことも。
調べ物をするとき以外は、極力スマホ等を遠ざけるようにしておきましょう。
時間は有限!
SNSで一緒に勉強できる仲間を作る
孤独な戦いになる独学生にとって一緒に切磋琢磨できる仲間の存在はとても大切です。
ちょっとモチベーションが落ちてきたときでも、仲間が頑張っている姿を見れば「自分も頑張らなきゃ!」と励まされますよね。
また、毎日の勉強量や模試の点数を自分と比較することで、ライバル意識を持つこともできます。
お互い切磋琢磨して勉強し、相乗効果を狙っていきましょう。
ただし、模試の点数等を自分と比較して落ち込んでしまったりモチベーションが落ちてしまう場合はSNSから離れるのも一つの手です。
自分の性格に合わせて、臨機応変に活用してください。
スキマ時間を有効活用する
3ヶ月で合格を目指す場合は、いかに勉強時間を捻出できるかが大切です。
通勤中や家事育児の合間などを利用して積極的に勉強しましょう。
スキマ時間の勉強は両手を使わずに耳学ができるAudible
モチベーションを維持する
モチベーションが1番高いのは、勉強を始めようと決心したときか問題集を購入した直後です。
それ以降はどんどん下がってきてしまいます。
モチベーションが下がってしまうと勉強効率も落ちてしまうので、できれば維持し続けたいところ。
SNSを活用して勉強仲間を見つけたり、不動産系のドラマを見るなどしてモチベーションを維持できるように努めましょう。
3ヶ月以内で”宅建に余裕を持って”合格するための勉強法
量だけではなく質も重視して勉強する
2~3ヶ月で合格を目指す場合、「量」だけをこなして合格するのはかなり厳しいです。
どれだけたくさんこなしたとしても、たどり着くのは”良くてボーダーライン上”。
宅建のボーダーライン上には1点につき1万人もいるそうです。
35点を合格点とすると30~34点には5万人もいるということに…。
これがどういうことかというと、あと1、2点で不合格になる人がとんでもなく多いということです。
なので、できれば余裕を持って40~45点以上で合格したいところですよね。
そこで、私が2ヶ月で43点を取れた勉強法をこちらに公開しました。
この勉強法で本試験では43点、9月以降の模試ではだいたい45点~48点をキープしていました。
勉強嫌いの夫もこれで3ヶ月で合格しています。
noteを読んでくださった方の口コミ(抜粋)
そうは言っても信用できないなあ…と思われる方も多いと思うので、実際に読んでいただいた方からの口コミを抜粋してご紹介します。(※了承を得て掲載しております。)
早速、購入させていただきました!
— ふくちょう (@ResRutherford) July 18, 2022
普段、自分がやっていることに近いノウハウを言語化されており、今後の学習に確信がもてました😃
自分も、宅建試験はいかに40点台をキープできるかということに注力しており、
そんなこと考えている受験生にはピッタリなnoteだと思います☺
ぴよまるさんありがとう🥺
— 🐈⬛っち🐾くろぬこ (@nukotchi_kuro) July 19, 2022
今の私に必要なものが全部書いてあった🥺
悩んでたけど、これからどうすればいいかわかった😃
すごくわかりやすかった☺️
風前の灯火だった🐈⬛の🔥が消えずに済みそう🔥🥹
頑張る💪そして好き💓💓💓
Twitterで頂いた他の方のご感想はこちらからも見れます。
皆様本当にありがとうございます!
まとめ:うまくスケジュールを立てれば3ヶ月でも合格可能!
今回は3ヶ月で宅建に合格するための勉強スケジュールについてご紹介しました。
ポイントをまとめると以下になります。
- 1日あたり3~4時間勉強できれば300時間に到達する
- スケジュールは①土台作り⇒②知識を固める⇒③知識を広げる⇒④総復習の順序で立てる
- 週に1日は必ず予備日を設けておく
- 9月末までに勉強を完成させておく
- 10月に入ったら新しい知識は入れない
- 「質」を意識した勉強をする
勉強期間がどんなに短くてもスケジュールを立てるのは必要不可欠です。
今回ご紹介したポイントをおさえ、効率よく勉強ができるスケジュールを立てるようにしましょう。
ほなまた~!